上手に中古車・新車を選ぶ方法
中古車・新車の選び方
中古車・新車の選び方や選ぶ際のポイントを、メリット・デメリットを含めて考えていきます。自分だけの1台を手に入れてくださいね。
中古車か新車か
新しく車を購入する際、中古車・新車どちらにするべきかと悩みますよね。
しかし中古車・新車それぞれに良い点・悪い点があり、どちらが良いと言い切ることはできません。まず、それぞれのメリット・デメリットを挙げ、選び方、選ぶ際のポイントを考えていこうと思います。
メリット・デメリット
中古車と新車にはそれぞれに考慮すべき点がたくさんあります。中古車を購入する場合、値段が大きな魅力です。新車を買うよりも価格が低いため、選択肢を大きく広げることができます。
しかし中古車は程度にばらつきがあるため、新車よりも見極めが難しいというデメリットもあります。万が一故障してしまった際、部品の交換などを考えると結果的に新車よりも高くなることもありますが、購入時の車両本体価格の安さには代えられない場合も多いようです。また現行型になく、新車ではもう売られていない車がほしい場合、中古車がよいといえます。
新車の一番のメリットは新しいことです。また様々な保障がついており、不具合が生じた際の対応のよさも魅力です。今は中古車販売店での対応もしっかりしており、中古車であっても大きな問題はないと思いますが、やはり新車の場合は中古車よりも保証内容がしっかりとしたものが多いです。
中古車選びのポイント
車に関しての知識が乏しい場合などは、莫大な数の中古車から自分だけの一台を選ぶことは非常に困難です。走行距離・年式・修復歴・装備は、比較の際の重要なキーポイントになります。必ず記載されているので、下調べの段階で必ず目を通してください。
中古車にはそれぞれに個性があり、良い状態の中古車を安く購入できるのであればそれに越したことはないです。
中古車販売店
中古車販売店には大きく分けて、国産ディーラー・輸入ディーラー・中古車専門販売店・輸入中古車専門店の4種類があります。
国産ディーラーとは、新車ディーラーの中古車販売部門を指します。品質や信頼性が高く、メーカー系列ごとに全国ネットの保障を持つことが大きな魅力ですが、その分価格を高めに設定しているところがほとんどです。
輸入車ディーラーは、輸入インポーターが正式に認めている正規中古販売店です。国産ディーラーと同様に、新車と中古車どちらも扱っているところが多いです。中古車専門販売店はディーラーよりも価格が低く、複数のメーカーの中古車が揃っています。また特定の自動車タイプの専門店などがあり、選択肢が広くなります。
輸入車中古車専門販売店は正規のインポーターとは無関係に輸入車を揃えていることが特徴で、こちらも価格は低い場合が多いです。保証制度も販売店によって様々です。それぞれ保証やアフターサービスの内容を細かにチェックし、何かあった時に心強い信頼できる販売店を選んでください。販売店スタッフの対応のよさも大切なポイントといえます。
販売店に行った際の注意点
事故歴・修理歴のない車が良いです。虚偽の内容を伝えてくる販売店がある場合も考えられるため、自分で確認する以外に方法はありません。
ビスやボルトの外し跡やボンネット・トランクの内側と外側の色の違いなどは、事故また修理後に交換されたと考えられます。事故車でなくともハンドリングに問題がある場合があるので、走行距離に対し何度もタイヤ交換をしている車も気をつけてください。
販売店には必ず晴れの日に行くことです。雨や夜であった場合、実際の状態よりも外観がキレイに見えてしまうことが多く、試乗した際のエンジン音なども聞きづらいため、購入後に思っていたよりも状態が悪いといった状況に陥ることがあります。定期的に整備されている安全な車を購入するために、整備手帳を見せてもらうことも忘れてはいけませんよ。
車を見に行った際の注意点
車の外観
へこみ、傷等の有無
タイヤの減り具合、ホイールの状態
トランクルーム・フロアの汚れ
アウトドアに使用された車は汚れが目立つ場合がある
パワーウィンドウ
全てのウィンドウをチェック
ウィンドウウォッシャー・ワイパー
ウォッシャー液の出具合、段階調整
ヘッドランプやフォグランプ・ウィンカーやハザードの点灯具合
説明書や点検簿を確認
ナビ・オーディオの説明書の有無
スペアキーの有無
エンジン
異音はないか、など
新車選び
新車を選ぶ際のポイントは何かを考えていきます。
中古車と違って前オーナーがいないため、新車には状態や表示価格の違いがほとんどありません。
新車購入時期
各メーカーは新しいモデルの新車が発表される前の段階で十分なテスト走行を行っていますが、実際発売になると不具合が指摘され、すぐにマイナーチェンジされることも数多くあります。クレームが出尽くした頃を見計らえば、高品質の新車を購入することができます。
新しいモデルが発売されると、初心者はすぐに購入したくなるようですが、本当にその車が欲しく長い間大切に乗るつもりであれば、購入時期は慎重に検討するべきです。
新車の値引き交渉のコツ
基本的に新車は値引き交渉すべきです。まず他社メーカーや販売店の同クラスライバル車と比較できるように価格・サービスについて事前に調べておくこと、そして無謀なほど低い価格から値引き交渉に臨むことがポイントです。『新車価格-値引き+オプション=1』を目安にオプション分を値引きする気持ちで交渉してください。
大幅な値引きは、新車を購入する魅力のひとつです。
新車の買い方いろいろ
新車を購入する場合、一般的にあまり知られていない方法が多数あります。そのひとつに、残価設定ローンがあります。購入時から数年後のその車の価値(残価)を設定し、前もって新車価格からその残価を引いた金額を分割で支払う販売方法です。この方法は一部の新車国産ディーラー・輸入車ディーラーなどでも展開されており、購入後の保証・アフターサービスは新車ディーラーで受けることができます。
また新車ディーラーから新車を仕入れ、低金利のクレジットを適用し販売している低金利ショップがあります。これも同じく、新車ディーラーで購入した新車と同じサービスや保証を全国のディーラーで受けることが可能です。ある特定のメーカー系ではないため、あらゆるメーカーの車種が扱われていることが特徴です。
素晴らしいカーライフを
中古車・新車、それぞれにメリット・デメリットがあります。よく下調べをし、満足のいく1台を見つけてください。
まずは車情報誌やインターネットなどで、どんな車を購入するか・どの程度の予算かをじっくり考えることが大切です。車種から絞って考えはじめた場合、中古車であればさらにオプションをつけても余裕がありますが、新車で購入すると予算オーバーになることも多いです。
中古車の場合、価格が最大の魅力といえます。しかし故障やその他様々な不具合を見落としてしまうと、新車と同程度かそれ以上の修理費等がかかることも多々あります。前述のチェックポイントだけでなく、気になる点は販売店で質問し、検討を重ねるべきです。
自分だけの1台を見つけて、素敵なカーライフを楽しんでくださいね。